Windows Server 2012 R2で特定ポートに対する接続を許可する

アイキャッチ

今回はtnsnames.oraに指定したポート番号の通信について、サーバー側のWindowsファイアウォールで許可する方法です。
環境はWindows Server 2012 R2です。

関連記事はこちら www.reclog.net

Oracle接続が出来ない

tnspingが失敗

サーバー側のファイアウォールに接続ポートの許可が行われていないとクライアントからサーバーに接続することは出来ません。
tnsnames.oraの設定を使って疎通確認が出来るtnspingコマンドを使用しても、上記の様にエラーとなってしまいます。

Oracle疎通確認方法 www.mitchy-world.jp

Windowsファイアウォールの設定

コントロールパネルWindowsファイアウォール

コントロールパネルからWindowsファイアウォールを選択し、ウィンドウ左側の詳細設定を選びます。

受信の規制

Windowsファイアウォール詳細

クライアントから来た通信を受けるための設定になるので、画面左側の受信の規制を選んだ後、右側の新しい規則を選択。

ウィザードに従って通信許可設定を行う

f:id:recrox:20180602000503j規則の種類プロトコルおよびポート

規則の種類はポート、次のプロトコルおよびポートではTCP特定のローカルポートを選択します。
ポート番号はtnsnames.oraに設定されているポート番号と同じく1521を設定。

通信の許可とプロファイル設定

操作の設定プロファイル

接続させたいので接続を許可するを選択します。
プロファイルは調べてみると許可するネットワークの種類のようでしたので、パブリックのみチェックを外しました。

規則の名前

名前の設定

最後に設定した規則に名前をつけて完了します。何に使っているのか分かるようにつけると良いと思います。

疎通確認

tnsping疎通確認OK

設定完了後はクライアントからもう一度tnspingによる疎通確認を行いました。OK(??ミリ秒)と出れば成功です。

余談:基本的なこと

ファイアウォールの設定はサーバー・クライアント間で通信を行う際の基本設定なので忘れず行いましょう。
自分はすっかり忘れて無駄に時間を費やしてしましました。